Pretty Boy 2024 Delinquente / プリティ・ボーイ デリンクエンテ

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オーストラリア リヴァーランド

ブドウ品種:ネロ・ダーヴォラ

ブドウは圧搾され6時間のみマセレーション、ステンレスで自然醗酵。僅かな酸化防止剤と共にボトリング。ボトリング時の残糖は 1.0g/L。イチゴキャンディの可愛らしさと、クリーミーなテクスチャー。飲みやすいが温暖な気候に合致した品種が持つ自然な酸が心地よいロゼ。「Campino lolly anyone?」

まさにイチゴキャンディと言いたくなるようなクリーミーで可愛らしい果実味と、グレッグがロゼワインを造るにあたって重要視している自然な酸。全体としては辛口ながらボトリング時の残糖(1.0g/L)で、単品でも食事との相性という面でも見事な出来となっています。

2024vtについて
ここ数年続いていた不安定な気候条件から一転し、健康的なブドウを得るに理想的とも言える気候条件だった2024vt乾燥して温暖な気候だが安定しており、夜間との温度差もしっかりあったためブドウの成熟はゆっくりと安定して進み、結果としてブドウには実に好ましい自然な酸が保たれたとのこと。ちなみに、元々温暖な気候に適応してきたオルタナティブ品種だからこそ、この自然な酸を保ったブドウを収穫できるという側面も見逃せません。

Delinquente / デリンクエンテ

自ら”Delinquente = はみ出し者 / ならず者”を名乗るオーナーワインメーカー、Con-Greg Grigoriou / グレッグ・グリゴリオによって2013年設立されたデリンクエンテ。

今年発売となる2024VTはデリンクエンテがオーストラリアで初リリースとなってから10周年となる節目のヴィンテージとのこと。
これまで世界のワインシーンを騒がしてきた変顔たちも、それを受けて今年からラベルがリニューアルされています(ここ数年で新たに加わった新顔を除く)。
変顔ワインにはそれぞれ個性的な人物たちが描かれていますが、この10年の月日で彼らはどんな人生を歩んできたのか。
もちろん彼らは架空の人物でありそれは想像に任せるしかありませんが、ラベルに見られる変化から妄想するのも一つの楽しみ方かも知れません。

 「変顔ワイン」として日本でも高い人気を誇る彼のワインはオーストラリアでも実はテーブルワインの産地として認知されている南オーストラリア州リヴァーランド。

グレッグは暑く乾燥したその地の気候に合致した南イタリア系オルタナティブ品種から誰もが楽しめる高品質なナチュラルワインを造り出すことで見事に価値転換を果たし、今やオーストラリアのみならず日本を含めた世界で彼のワインは確固たる評価を得るに至っています。