南アフリカ スワートランド
ブドウ品種:シュナンブラン
パーデバーグ山の単一畑(真砂土、粘土)の樹齢38年のシュナンブランを使用。乾燥農業。ブッシュヴァイン。手摘みで収穫、選果後、破砕し、9週間の全房発酵(スキンファーメント)。バスケットプレスにてゆっくりとプレスし、1600リットルのコンクリートエッグタンクに移し、5ヶ月間シュールリーで熟成。2022年1月初旬にノンフィルター、酸化防止剤添加なしで瓶詰め。
2014年の最初のヴィンテージから輸入しているので知っている人も多く、ヨハンのオレンジとしては基本的にブリュタルのオレンジと仕込み方は一緒ですが、違うのはスキンファーメントの期間。ブリュタルは2週間ですが、このリキッドスキンの方は9週間とより長く、オレンジ感たっぷり。9週間でエキス感は強めですが、日本のいよかんを思わせる風味、ヨハンの独特な旨みがにくい。ブリュタルのオレンジと並べて試すとより面白いと思います。
小柄で人懐っこい性格から、みんなからはストンピーという愛称でイジられている愛されキャラ。その見た目からは想像を絶する魅惑で繊細なワインを造る素晴らしい生産者。エルゼンバーグカレッジで醸造学と栽培学の学位取得。その後、カリフォルニアのナパ・バレー、セントラルコースト、ニュージーランドで特にピノノワール、シャルドネのワイン造りの基礎を勉強。2008年に南アフリカに帰国し、タルバッハの小さなワイナリーでヘッドワインメーカー及びブドウ栽培家を担当すると数々の賞を受賞。2010年から現在まで、スワートランドのマウント・アボラにて醸造責任者兼自分のブランドのワインを造る。今後は、南アフリカのテロワールを表現し、トップクオリティのワインを生産することにより、世界に南アフリカは真剣にワイン造りをしているんだぞと示したい。