フランス アルザス
ブドウ品種:アルザス品種13種
複数の村の約20の区画、丘の比較的下の方に位置する畑からの13種のブドウ品種のアサンブラージュ。マセレーションの工程によるアロマとフレーバーを引き出されるので、通常のミル・リュー白に比べてゲヴュルツトラミネールの構成比をより多くしてい る。
植樹:1970~2005年
位置:100~250m
土壌:花崗岩、石灰質、粘土質、砂交じりの泥灰土
VT23は15日間マセレーション。228Lの古樽で5ヵ月間熟成 シュール・リー
La Grange de l’oncle Charles / ラ・グランジュ・ド・ロンクル・シャルル
ワイン醸造の技術者であった祖父の影響で、ワイン造りに関心を持ったジェロームは2014年に叔父の譲ってくれたオスタイム村の納屋(ラ・グランジュ)を譲り受け、醸造を始めた。バイオダイナミック栽培の原則にのっとり、アルザスに点在する様々なテロワールをワインに表現することに注力。2019年にはモルガン・ストケールが共同経営者として参画し、その他にもシルスとフィエルテ2頭の耕作馬、15匹の羊の群れ、ネパール、フヌイユ、ミュスカの3匹のシェパード犬たちが、2人のワイン造りを支える。2021年にはAOCからの離脱を決め、全てのワインをヴァン・ド・フランスに格下げしてリリース。自分たちの考えが第三者の意図の介入なしに、ワインの味、エチケット、キュヴェ名に存分に表現したいと考えてのことだった。生産するワインのほとんどが混植混醸キュヴェで、水墨画風の畑や地域の風景が描かれたエチケットは彼らのワイン造りの意図を明白に表している。