フランス ボルドー
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド
シャトー・カントメルルは1855年のボルドー格付け後の1856年にボルドー第5級格付けに追加させましたが、これはムートン・ロートシルトが1級に格上げれたのを含め、格付けシャトーのリストが変更されたたった2つの例です。ボルドーからメドック街道を北上すると、2番目に出会うグラン・クリュ・シャトーがこのシャトー・カントメルルです。シャトーの建物は「さえずるツグミ」という語源にふさわしく、大きな林に囲まれています。近年このシャトーの持つ素晴らしい潜在力が開花し、現在では格付以上の評価を受けるに至っています。ワイン造りの歴史は古く16世紀後半にさかのぼり、エレガントな姿のワインの生地として名声を博しました。1980年以降新しいセラー醸造設備、最新設備を導入したテイスティング・ルームなどが導入されています。また、アッサンブラージュにおいては、メルロ種の比率を高め、優雅で優しさのある味わいを造り出しています。