フランス シャンパーニュ
ブドウ品種:ピノ・ノワール、シャルドネ
シャンパーニュ・マルゲについて
ナポレオン時代から別格と評価されたアンボネの区画「ラ・グランド・リュエル」などの他、5つのグランクリュの村に畑を所有し、長年クリュグにもブドウを販売していた。5代目の当主ブノワ・マルゲは、2009年からビオディナミを、2010年から馬による耕作を開始。エルヴェ・ジェスタンのサポートと共同作業から大いに学び、サピエンスはその成果である。土壌学者クロード・ブルギニヨンの助言も仰ぐが、「自らの畑の観察と、畑および自然との対話から導かれる自分の直感を最優先する」。ゆえに、時にはブルギニヨンの助言には従わず、素晴らしい成果を残すのは、自然人の感受性と独自の見識をもとに下す大胆な決断のたまもの。(実際、ブノワは「幼少時はよく家族の畑や森で、石や木の声が聞こえ、その感受性は今もそう変わらない」と語る)。全てのキュヴェでドザージュ・ゼロ。亜硫酸添加量も裏ラベルに明記し、無添加~30mg/lにとどめる。トップキュヴェの一つ「サピエンス」と、最近導入した一連の各クリュ別シャンパーニュの評価も、世界中で急速に高まっている。