Anco 2023 Fattoria AL FIORE / アンコ ファットリア アルフィオーレ

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日本 宮城

ブドウ品種:デラウェア

毎年、ネコシリーズ・アンコは、デラウエアを醸し発酵させたオレンジワイン(アンバ ーワイン)に仕立てています。例年、ラブルスカ種(生食用品種)でワインを仕込むことの意味や、目指す方向性を模索してきました。ワイン造りと向き合って 10 年の節目に、完熟したデラウエアの表現方法の一つの答えを見出せた気がしています。

約 4 ヶ月間もの長期醸しにより、ラブルスカ種特有のフォクシーフレーバーと呼ばれる香りが消え、生食用だと完熟と共に落ちやすい酸に対して、ほんのり嫌味のない程度に揮発酸を乗せています。 十分なアルコールのボリューム、心地よい程度の揮発酸、古樽による酸化熟成とアンフォラによる酸化熟成。 ラブルスカ単体ですと、一辺倒になりやすいのですが、それを醸造方法で複雑味や奥行きを出せたと思っています。 日本の血を引いたぶどうで、日本の土地の風土、食材、お料理と、何の矛盾もなく合わせせやすいワインは、日本ワインにおいて、今後日本のぶどうで醸したワインの方向性を、再認識出来たワインに仕上がっています。

向こう5年は成長し続けていくポテンシャルと、抜栓後の経過もとても長いので、少しずつゆっくり日を置いて楽しめるのも、魅力の一つになっています。 

○味わい デラウェア/和三盆/金木犀/はじかみ(生姜)/キャラウェイシード
○シーン 料理合わせも良いですが、くつろぎながらワイン単体でも楽しめます
○温度帯 16~20°C やや高めで
○グラス ブルゴーニュグラスなど、丸みのあり口がすぼんだもの
○お料理 コールスロー、豚肉煮込み、麻婆なす
○飲み頃 今~2029 年
○飲みきり 1 週間ほど