ニュージーランド セントラルオタゴ
ブドウ品種:ピノ・ノワール
今回が初リリースとなる新作で、ピノ・ノワールの赤です。
セントラル・オタゴで有機栽培されたピノ・ノワールから造られますが、その名(Gone Rogue = いたずら者、はみ出し者)が示す通り典型的なオタゴのピノ・ノワールとは異なる個性を持ったワイン。モダンな可愛らしさと凝縮感が混在したような飲み口で、これはオーストリアで経験を積んだ醸造家トムのセンスが生み出したラインというべきであり、コンヴェンショナルなオタゴとは確実に一線を画しています。
オタゴのクロムウェル盆地に位置する畑(オーガニック)から。野生酵母による自然醗酵 (40%全房) 。古樽(フランス産、225L)で6 ヶ月熟成。ごく少量の亜硫酸と共にボトリング。ノンフィルター、清澄剤不使用。典型的なオタゴ産ピノ・ノワールではないモダンなコンセプト。凝縮感がありながら可愛らしい飲み口。
Weekend Wines / ウィークエンド・ワインズ
はオーナーである Meg Battensby / メグ・バッタンズビーによって 2022 年ニュージーランドに設立されたレーベル。もともと食品メーカーで会社員として働きマーケティングを専門としていた彼女ですが、個人として常にワインへと強い情熱を抱いていたことから一念発起して独立。
セントラル・オタゴを中心としたコネクションをもつ畑から有機栽培されたブドウを買い、委託醸造という形でワインを造りリリースすることになりました。実務面で醸造を担当するのはメグの友人でもある Tom Lascelles /トム・ラセルス。オーストリアを中心とした海外で経験を積み、現在はセントラル・オタゴで活躍する NZ 新世代と言える若手醸造家の1人です。彼に醸造を任せられたのはメグにとって幸運だったと言えるでしょう。
「ワインは本来日常にカラフルな豊かさを与えてくれるもの。私はこのプロジェクトで自然と寄り添いながらジューシーかつ親しみやすいナチュラルワインを造り、皆に届けたかったの。私のワインで”週末”に大切な人たちと特別な時間を過ごしてもらえたら、それに勝る喜びはないわ」とメグが語るように、ウィークエンド・ワインズからリリースされるワインは全て有機栽培されたブドウから、人的介入を最小限にしたアプローチで造られます。
そのスタイルは真摯なクオリティがベースにありながらも、フルーティでキャッチーな風味に溢れており、見事にメグの想いを体現したものとなっています。