フランス シャンパーニュ
ブドウ品種:ピノ・ノワール75%、シャルドネ25%
ワイン全般にピノ・ノワールの比率が高く、苺を基調とするベリー系の香味に代表される、この地のピノ・ノワールの味わいの特徴が良く出ています。
2次発酵のボトルの状態で3年~4年熟成したシャンパン。味わいのバランスか良く、薫り高く美しいシャンパンです。グランメゾンのノンヴィンテージに比べ、RMの個性と言うよりワンランク上の品質を楽しめるシャンパンに仕上がっています。
4世代にわたるシャンパーニュ造り
シャンパーニュ アルノー・ド・シューランは4世代にわたるシャンパーニュ生産者。シャンパーニュ地方南部のコート・デ・バール地区セル・シュール・ウルスにドメーヌを持つ。ドメーヌは現在、クリスティーヌとアメリの母娘が指揮を執り歴史あるレコルタン・マニピュラン(ブドウ栽培家元詰め)のシャンパーニュ造りを守り続けている。
コート・デ・バールそしてセル・シュール・ウルスとは
アルノー・ド・シューランはシャンパーニュ南部のコート・デ・バールのセル・シュール・ウルスにある。セーヌ川の上流域、その支流のウルス川流域の斜面にブドウ畑は広がる。アルノー・ド・シューランの畑も川沿いの南向き斜面に連なりこの地の美しい景観を造り出している。セル・シュール・ウルスはランスからは150km離れているがシャブリからは北東に50kmの近さ、土壌もモンターニュ・ド・ランスやコート・デ・ブランの白亜の石灰粘土質とは異なりシャブリと同じキンメリジャン土壌。シャブリに近い土壌であるが、この地でのシャンパーニュ造りにはシャルドネよりもピノ・ノワールが力を発揮している。
アルノー・ド・シューランの味わい
コート・デ・バールはピノ・ノワールが中心に栽培されている。シャンパーニュを造るには心地よい酸味は大切なのだが、この地のピノ・ノワールで造ったシャンパーニュは円やかでジューシーな味わいを特徴とする。ランスやエペルネの大手メゾンがこの地のブドウを欲しがる所以である。アルノー・ド・シューランのシャンパーニュもこの特徴を見事に表現している。それはこの地の柔らかな景観、そして造り手の優しい笑顔を映し出すような味わいと言えよう。