日本 宮城
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、北醇(Hokujun)
2021年よりお付き合いが始まった上山市の吉田篤さんと紫安史孝さん、秋葉陽輔さん。
3名とも、醸造家・目黒と変わらない40代ですが、若くしながらにしてベテラン農家さんです。みなさんお人柄も穏やかで、真面目な性格なので、栽培されている園地を見たらわかりますが、ここまでやるんだ!というくらいに常に綺麗に整頓されていて、とっても気持ちの良い園地の葡萄を使用しております。栽培に関しても、醸造に多分な興味を持っていらっしゃるので、いつも葡萄の状態を気にかけていただきながら、細かくコミュニケーションが取れ、おかげで、収穫できた葡萄も、完璧な状態のワインに仕上がっております。
穏やかなタンニン、心地よい樽のニュアンス、味わいの奥行き、どれをとっても申し分のないミディアムの赤です。2021年のヴェルデに引き続き、カベルネ主体でボルドーブレンドのワインですが、彼らの人柄をそのまま表現できた、とってもおおらかで優しい味わいの、まさにこのヴェルデの日本を表現したボルドーブレンドです。
ぜひ、日本の、東北のテロワールを感じながら、単体でも十分に楽しめますし、郷土料理と一緒に楽しんでいただければと思います。
◯味わい:ドライイチジクドライマンゴーカシューナッツシナモン焦がした醤油
◯シーン:食事中はもちろん、食後にゆっくり時間を過ごしたいとき
◯温度帯:16~20°C
◯グラス:ボルドーグラスなどの大ぶりなグラスで
◯お料理:炙ったお肉やお魚ゴルゴンゾーラタルトタタン
◯飲み頃:今~2030年頃
◯飲みきり:当日から1ヶ月
「ファットリア アルフィオーレ」さんのHPからの引用ですが、考え方や人柄が滲み出る文章なので一部ではありますがそのまま抜粋させていただきました(以下引用)↓
ぶどうは生き物です。私たちがつくるワインも同じく生き物です。
なぜならワインには、酵母という小さな存在が生きているからです。そのため、私たちは人と同じようにやさしい気持ちでぶどうにもワインにも接します。同じ生き物同志、やさしい気持ちで接してつくったワインは、飲む人にとってもやさしいワインになってくれるはずです。
「人」や「ぶどう」との出会いはすべて、自然なことであり、必然なのかもしれません。その年に出会うぶどうを信じて、できるだけ自然のまま、ありのままに造る。これが私たちのワイン造りの姿勢です。工程がシンプルだからこそ、ぶどうに対する想いや、毎日の作業の丁寧さがワインの品質に反映されます。そのようなワイン造りはごまかしもききませんし、とても難しい面もありますが、人を本当に幸せにする「美味しさ」はそこから生まれると思います。