イタリア シチリア
ブドウ品種:カタラット
カタラット特有の柑橘や白い華のニュアンス。果実味もたっぷりあり、飲みごたえがある。魚介から白い肉まで幅広くペアリングが可能な懐が深いワイン。エチケットにはイタリアを代表する楽器であるタンバリンが描かれている。飲み始めると明るい心持になる、そんな味わい。
Munirとは、827年から約200年に渡りシチリアを支配したアラブの言葉で「光」を意味する。光は彼らの土地を最も特徴づける要素であり、 自分たちのワインも光で溢れたものであって欲しいとの願いが込められている。エチケットには、イタリアを代表する楽器であるタンバリンが描かれている。北イタリアのアーティストが手掛けた。
ヴァルディベッラはもともと1990年に、「地元の生産者を巻きこんで、テロワールを尊重しながら、栽培から瓶詰まですべての段階をフォローする」という 考えの元立ち上げられたトマス&ギーセンという会社が、各地で造る協同組合の一つだった。ヴァルディベッラは、ムニールをつくっていたが、徐々に規模が大きくなり、トマス&ギーセンのもとを離れ、自分たちで販売まで管理するようになる。現在は同じ考えを共有する複数の農家が経営しており、「自身の土地から最大限生み出し、最大限与える。そこで働くすべての人と自然をとりまく、現実を認識し、持続可能な農業を行う」をモットーに経営にあたっている。彼 らのHPにはビオ栽培や醸造に関するページだけでなく、「倫理」と書かれたページが存在し、2004年にシチリアで広がった、アッディオピッツォと呼ばれる マフィアの存在に反対するムーヴメントへの賛同の意が掲げられている。